2012年6月25日

オオマサガス

我が家は東京新聞という中日新聞系の新聞をとっている。 論調がニュートラルでなかなかよいのだ。 まれに、マイナーな中日の選手がフィーチャーされていて、 「ああ、これは中日新聞なのだなあ」と思うことがあるぐらいで、 なかなかいい新聞だと思っている。特に朝刊の後ろから4,5ページに 「こちら特報部」という見開き特集が毎日あって、これが面白い。 のだが、先日のオオマサガスに関する 記事 はちょっと引いた。

水を電気分解すると水素と酸素になるわけだけど、特殊な条件で電気分解すると水素と酸素が 特殊な状態で混合した気体になり、爆発しにくく貯蔵しやすい「オオマサガス」になるという。 しかも、このオオマサガスを燃焼して発電すると電気分解に必要なエネルギーよりも大きい(!) という。。。それ、永久機関ですよね?

爆発しにくい水とは異なる混合状態が存在する、というのは百歩譲ってありうるかなと 思ってもいいけど、永久機関が構成できるようなものを新聞記事にしちゃだめだろう。 World Business Satellite にも出てたらしい。 かなり前から話題になってるらしいのに、決定的に否定せず野放しにしている アカデミアの方にも問題があると思うが。。

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